恐怖のクラッチ交換の巻

用意する物 ジャッキ(2基以上)/ウマ/クラッチASSY/メガネ&ラチェット(10〜19mm、エクステンション&ディープソケット)/ハンマー/パーツクリーナー
/グリス/トルクレンチ/センター出し工具/ミッションオイル/輪止め/ドレン用ソケット/HEXorトルクスセット/ウエス

最初に書いた通り、キョーフです(笑)
やり方は分かったので出来るけどあんまやりたくない作業。いぁでもプント1はまだいいんです。サブフレームがないから。
腕に自信が無いor急ぎor予算に余裕があるなら店に出すのが賢明。
まずはバッテリーを撤去。

次にミッションと車体を繋ぐケーブル類を外し、終わったら輪止めをかけ車体をジャッキで持ち上げ、アルミを外す。
外れたらミッションオイルを抜く。

ドレンはソケットのオス側形状(画像上側)なので専用品を用意する事。抜き始めたらキャリパー&ローターとストラットのボルトを外す。
同時にインナーフェンダーも外しておくと作業が楽。終わったらドラシャをミッションから抜く。ハンマーで殴りながら外そう。
手で抜こうとすると、イン側のみが残ってしまうので注意。(まぁやり方としてはアリ。ドラシャのグリス交換をするならこの手で)
抜く際にミッション側から残ったミッションオイルが漏れるので対策を忘れずに。
ドラシャは抜いたら量先端をウエスor軍手などで保護すること。スプライン部分にゴミが付くとミッションやハブを痛める為。
この後ようやくミッション本体を降ろす作業に…。
まずはエンジン側にしっかりとジャッキをかけておく。できるだけオイルパンには噛ませないようにする。
エンジンとミッションを繋ぐボルトを抜いて行く。フライホイールカバーも同じように。ミッション裏側にスターターモーターが隠れているのでこれも外す。
抜き終えたら前後のミッションマウントを分離させる。これでミッションはエンジンに支えられて浮いている状態に。環境があればミッションジャッキ、
なければ人手を使ってミッションを降ろす。一人でも可能だが、体勢取るのはなかなかの難儀。

降ろしたミッション。内部はグリスまみれだった…。

レリーズベアリングが剥き出し。内部にはグリスに混じって破片が飛散。引っ張ればけっこう楽に取れる。
通常グリスまみれにはなっていないが、ダストが堆積してるのでパーツクリーナーか灯油で洗浄する。
洗浄が終わったらスプライン回りと可動部にグリスを塗る。厚塗りすると作動時に内部に飛散するので適度に。

こちらはカバー。板バネが折れてる。巻き込んだら…(((( ;゚д゚)))アワワワワ
カバーはHEX(ap製)またはトルクス(valeo製)で固定されている。

新旧比較。クラッチプレートも偏磨耗気味だった。
新しいクラッチを付ける際にセンター出しを正確に行う必要がある。ココが合わないとミッションが取り付けられない。
クラッチプレートのスプライン部分にもグリスを薄く塗る。組付けはこれまた一人でできなくもないが、重力に逆らう作業なのでチェーンブロックなどで吊るか
複数人で持ち上げつつ装着する。その際ガスケット代わりのプレートがボルト穴に合うよう調整する必要有。ここまで付けば後は楽。
ミッションとエンジンが合体したら逆手順で取付け。忘れない内にミッションオイルも入れておく。
プント1はミッションに不具合が出易いと言われている。原因の多くは純正グリスの耐久性に問題があるとの事。グリスに関してはゼータクしときましょう。
ストラットを外した場合、アライメントが狂うので調整したほうがいいでしょう。(ぁ、オイラやってねぇや。)